さてつさいど

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釣りやキャンプ、DIYに関する趣味のブログ

【DIY】防音壁を作る

緊急事態宣言が5月連休前?に発動してすでに6月。

去年末~今年春にかけて活動していたキャンプとキャンプギア集めに専念していたのがキャンプ場中止の煽りを受け、約2ヵ月アウトドアをしていない。

来週以降は解除というので、キャンプ場は閉鎖から徐々に復旧にむかうところだが、自分は暑いのだめなので夏のキャンプはやらない。 となると解除しても今年秋までお預けになってしまい、非常に運動不足でストレス解除不足な日々を送っているのであった。

それはそれで・・・

あるきっかけで自分の部屋とリビングの境界にあるふすま(襖)の防音壁を作ることになった。 在宅環境で自分の部屋を仕事部屋にしているが、リビングに話が筒抜けで、逆にリビングの声もこちらによく届く 来客があったらお互いに気を使ってしまうので、この際に防音壁を作ることにしたのだった

今回対策するのはこんな感じのふすま。この向こう側がリビング f:id:satetu0060:20210621183322p:plain このふすまを潰す。リビングからの出入りはできないが、わが部屋は他の出入り口があるのでこちらを封鎖しても支障はない

色んなサイトを調べ、DIYで出来る防音壁を作るために材料を集める

建材集め

以下合計大体2万円ちょっと

普通合板

いわゆる構造用合板。近所のコーナンで1枚1500円前後のやつ3枚購入 色んな種類があるが、一番重いやつを使用

1830×920×12mm 3枚 襖枠の内側は2440mmなので、 3枚目は1830×600にする必要があり、カットサービスで600mmにカットしてもらう

そして軽トラをレンタルして運ぶ

石膏ボード

防音壁を作るための材料として有力なのが石膏ボードを使うことを知り、合板と同じく3枚購入 1830×920×12.5mm 3枚 3枚目のカットは、カッターナイフで切り込みを入れたら簡単にカットできるため、これは家に帰ってカットする これが重くて重くて~

遮音シート

ゴム素材で壁の中に挟んで使うもの これはアマゾンで購入 大建工業 遮音シート455H GB0307

2.8㎜厚さ、455㎜×6m/巻・11.5kg/巻(面密度4.2kg/㎡) × 2個 これだけで1万円近い。あと「重い」

タッカー

ホッチキスのデカいやつ。よく住宅建築で「カツカツ」と音を立てながら打ち込むやつ 遮音シートを合板に張り付けるのに使う。遮音シート自体が重いので沢山打ち付けないと外れたりずれたりする

合板にと遮音シートを張る

合板の幅920mmに対して遮音シートの幅が455mmなので2枚並べて余ったところをカッターナイフでカットしていく

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タッカーを使って30cm間隔で遮音シートを合板に固定する

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遮音シートがゴム製で黒いので、シートに足跡が付いて汚い。 まぁでも内側に張るので汚くても気にしない

これを3枚作る

しかし、これが重い さすが遮音シート。合板だけでも重いのに遮音シートを張った合計重量は1枚20キロ位あるのでは?

さらに石膏ボードを張る

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合板の上に遮音シートを張ってその上に石膏ボードを置き、30cm間隔で石膏ボード用ビスで打ち込む 石膏ボード自体弱いので、多めにビスで打ち込む

この3枚重ねた1枚当たりの重量は30キロ位になるだろうか。両手で持ち上げられないくらい重い 指でコンコンと叩くと、元々の壁は石膏ボードを挟んだ内部は空洞なので軽い音がするが、重厚なこの壁は固い音がして響かない

これは期待できそうだ!!

上部の空間を制作

3枚の壁の高さは1830mm、対してふすま枠の高さは2000mmなので、約170mm程度の隙間がある

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これはさらに、1枚の合板を買い、170mm×1830mmに切ってもらい合計3枚の合板を2枚重ね合わせ間に遮音シートを入れる工作を行う

そして設置へ

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襖のレール部分を基準に3枚の自作防音壁を並べる、その上にある空間を追加で作った壁材を載せて周りをビスで打ち込む

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これがとても大変。 寸法を正確に測っても1,2mmずれる。ピッタリはまらない。横から見ると少しゆがんだ形で設置してしまった。 あと、地震対策で倒れてこないように、見た目より強度重視で襖と防音壁の間に1×4材を打ち付けて空間強化する

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襖を開けたら、シロート工作が否めない雑な板の打ち方をしているのだが、もう襖を開けることはないのでこのままとする

効果はいかに

2回の土日を使って計4日かかった今回の工作。とにかく重くて、私1人で材料を2階の部屋に運ぶだけでも困難を極めた。男手が1人必要だ。息子が帰ってきてたら無理やり手伝わせるんだけど、今回はとても体力を消耗した工作だった。

厳密に数値化できなかったが、感覚として次の様な効果はあった

設置前 設置後
自分の部屋のTV音量がリビングに聞こえるか 大音量でなければ届かない、普通の音量だったら全く聞こえない
リビングでの電話の声がよく聞こえていたが 電話をしていたかどうかも分からない
食器や食卓の皿を置く音はよく聞こえる そこに人がいることさえ分からない

さらに防音するなら、吸音シート(スポンジ)を張りつけると反射されなくなり、特に高音に効果がありそうだ。今回は自分の電話や会議の話し声をリビングに漏らさない対策なので、重量のある壁を置くことで効果覿面だ。 まぁでも今回、ふすま空間を対策しているけど、その周りの壁(石膏ボード+断熱材)が通してしまうので、そこから若干漏れてしまっている、気になるならこちらも対策せねばいかん。 いや、もうしない。私一人でDIYするのは辛い!!もうやらない!!